イオン交換容量(読み)イオンコウカンヨウリョウ

化学辞典 第2版 「イオン交換容量」の解説

イオン交換容量
イオンコウカンヨウリョウ
ion-exchange capacity

ある条件で単位量のイオン交換樹脂の交換しうるイオンの量をいう.普通は樹脂1 g または1 mL 当たりのmeq(ミリ当量),または1 L 当たりの g CaCO3で示す.総交換容量は単位量の樹脂に含まれる交換基の数を示したもの.中性塩分解容量は強酸性基または強塩基性基の数を示したもので,中性塩,たとえば塩化ナトリウム溶液を強酸性樹脂に加えると塩酸を生じるが,中性塩が分解したと考えてこの名がある.強塩基性樹脂には弱塩基性基が混在することが多いので,この値が重要である.カラム操作に重要な交換容量としては,漏出容量(貫流容量ともいう)がある.一定の条件のもとに処理,再生などのサイクルを繰り返し,定常状態になったときの漏出点(除去すべきイオンが流出液にたとえば5% 流出した点)までの交換容量を

g CaCO3/(L樹脂)
で示す.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む