ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イク族」の意味・わかりやすい解説 イク族イクぞくIk ウガンダ北東部から南スーダン南東部にわたる山岳地帯に住む狩猟採集民。テウソ族 Teusoともいう。言語は類縁言語が見出せず,最も近いのはエジプト中王国時代の古代エジプト語という説がある。小集団で流動的な野営生活を営み,その成員はしばしば変更する。家族,親族の結びつきは弱い。1962年に主たる狩猟地であったキデポ渓谷が国立公園に指定され,狩猟が禁止された結果,農業の導入がはかられたがうまくゆかず,深刻な社会崩壊を起こした。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by