イズレル(その他表記)Jezreel; Esdraelon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イズレル」の意味・わかりやすい解説

イズレル
Jezreel; Esdraelon

パレスチナの古代の地名。 (1) アハブ王時代 (前9世紀) のイスラエル (北) 王国の首都。かつてサウル王がペリシテ人と戦って敗死したギルボア山中にあった。旧約聖書の『ユデト書』ではエスドラエロン,十字軍時代には,パルブム・ゲリヌムと呼ばれた。 (2) イズレル渓谷 (エメック・イズレル) 。エスドラエロン平野とも呼ばれる。そこにヨルダン河谷と海岸平野を結ぶ交通路が通ったので,新石器時代から繁栄した。 (3) パレスチナ南部,ユダ (南) 王国の一都市名。現イスラエルのギルベットタラマと同定される。イスラエル (北) 王国のエフ王 (在位前 842~815) のとき,ここで大虐殺が行われ,預言者ホセアの長男はこれを記念してイズレルと名づけられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む