いなる

精選版 日本国語大辞典 「いなる」の意味・読み・例文・類語

いな・る

〘自ラ四〙
① 「うなる(唸)」に同じか。
古事記(712)中「尾生ふる土雲〈訓みて 具毛 と云ふ〉八十建(やそたける)、其の室に在りて待ち伊那流(イナル)〈此の三字は音を以ゐる〉」
② 怒ってうなり声をあげる。
太閤記(1625)四「三間柄之鑓を、二三りうりうと打振て、いなって突かかりしかば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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