インドキョン(読み)いんどきょん(英語表記)Indian muntjac

日本大百科全書(ニッポニカ) 「インドキョン」の意味・わかりやすい解説

インドキョン
いんどきょん
Indian muntjac
barking deer
[学] Muntiacus muntjak

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目シカ科の動物。インドから中国南部、ジャワ島ボルネオ島まで広く分布する。肩高50~58センチメートル。雄だけに角(つの)があり、キョンのうちではもっとも長い。シナキョンに比べると、角座(角の基部の毛で覆われた部分)が長く、前頭や頭頂の長い毛はみられない。犬歯は牙(きば)状。大きなほえ声を出すのでホエジカの名もある。

[北原正宣]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android