普及版 字通 「イン・むさぼる」の読み・字形・画数・意味 8画 [字音] イン[字訓] むさぼる[説文解字] [字形] 会意爪(そう)+(てい)。〔説文〕八上に「づき求むるなり」とあり、「爪に從ふ。は徼幸なり」という。はその部首字で「善なり」と訓し、挺生の義とするが、その解では(廷)・(呈)など、その声義の字との関連を求めがたい。は・の従うところで、廷立して天に祈る意。はに手を加えてその祈りを責める意で、みだりに幸いを徼(もと)めることをいう。〔玉〕に「濫りに貪るなり」、〔広韻〕に「貪るなり」の訓がある。[訓義]1. むさぼる。2. 近づく。[声系]〔説文〕に声として・婬の二字を収める。は浸にして濫(みだ)る、婬は私逸にして楽の意がある。[語系]・・婬・霪jimは同声。霖limも声近く、・霪・霖に、みな久雨の意、過度の意がある。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by