最新 地学事典 「インヨー石」の解説
インヨーせき
インヨー石
inyoite
化学組成CaB3O3(OH)5・4H2Oの鉱物。単斜晶系,空間群P21/a, 格子定数a1.0621nm, b1.2066, c0.8408,β114.02°, 単位格子中4分子含む。短柱~板状結晶,他に粒状結晶の塊,球状集合。無色だが一部脱水すると白濁,透明,ガラス光沢。劈開{001}に良好,硬度2,比重1.88。薄片では無色,屈折率α1.492~1.495, β1.505~1.510, γ1.516~1.520, 2V(-)70°~84°。光分散v>rわずか。塩湖など大陸内部の蒸発乾固物のホウ素鉱床中に広く産する。岡山県布賀鉱山のCaホウ酸塩鉱物の分解物として産出。名称は原産地,米国カリフォルニア州のInyo郡に由来。
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

