改訂新版 世界大百科事典 の解説
ウァレンティニアヌス[3世]
Flavius Placidus Valentinianus III
生没年:419-455
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…ローマ帝国の皇女。テオドシウス1世とウァレンティニアヌス1世の末娘ガラとの間に生まれ,父帝の死(395)後はスティリコとその妻セレナの養育に託された。408‐409年ローマ市を脅かしていた西ゴートの手中に落ち,410年8月西ゴートのローマ市略奪後,捕虜として連れ去られる。…
…この時期の主要な対外問題はササン朝であった。次に帝国を担ったのはウァレンティニアヌス1世(在位364‐375)とその弟ウァレンス(在位364‐378)で,この時期の危機は北方国境にあり,ウァレンスは侵入した西ゴート族に敗れ(378),遺体もみつからなかった。ウァレンティニアヌスの息子グラティアヌス(在位367‐383)を補佐したテオドシウス1世(在位379‐395)は,西ゴートを国境外に追えないと悟り,彼らにトラキア管区の北部2州に防衛義務と交換に定住地を与えた。…
※「ウァレンティニアヌス3世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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