ウィラトゥ師(読み)ウィラトゥシ(その他表記)Wirathu

現代外国人名録2016 「ウィラトゥ師」の解説

ウィラトゥ師
ウィラトゥシ
Wirathu

職業・肩書
僧侶

国籍
ミャンマー

生年月日
1968年

出生地
キョークス

経歴
1984年仏道に入り、古都マンダレーで3000人もの僧を擁する僧院幹部となる。イスラム信者急増に危機感を抱き、’90年代末よりイスラム脅威論を唱え始め、2001年“969運動(969は仏教の三宝,仏法僧を表す)”と呼ばれる反イスラム運動を開始。軍事政権下の2003年には宗教暴動を煽ったとして逮捕・投獄された。2012年恩赦により釈放され、活動を再開。同年民族主義的な僧侶のネットワーク“仏法を守る高僧の会”が結成される。異教徒排斥を訴える過激な言動はSNSなどを通じて急速に広まり、反イスラム仏教僧として世界の注目を集める。米欧メディアやイスラム教徒からは“ミャンマーのビンラディン”とも称され、2013年7月には米誌「タイム」で“仏教テロの顔”のタイトルとともに表紙となった。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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