日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ウィルヘルムシュトラーセうぃるへるむしゅとらーせWilhelmstraße 第二次世界大戦終了前まで、ドイツの首都ベルリンの中心にあった通りの名。第二帝政期から1945年までドイツ外務省の建物があったことから、イギリス(ロンドン)のホワイトホール、フランス(パリ)のケー・ドルセー、東京の霞が関(かすみがせき)と同じく、ドイツ外交一般や外交の担い手をさすことばとして使われた。この通りは東西両ベルリンに分かれた時代、外務省のあった部分は東ベルリン内にあり、グロテウォール通りと改称されていた。[木村靖二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例