法則の辞典 「ウォーラー積分」の解説 ウォーラー積分【Waller integral】 完全結晶によるX線の積分反射強度を与える公式である. ただし.ここで W はブラッグ条件*からのずれを示すパラメータである.re,λ,Fg,t0 はそれぞれ古典電子半径,X線の波長,結晶構造因子,結晶の厚みを表す.C は入射X線の偏光を示す因子,γ0,γg は入射波と回折波の回折表面法線となす角の余弦である.この式はまた,ベッセル関数 Jm を用いると の形に書くこともできるが,これも同じくウォーラー積分と呼ばれる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報