デジタル大辞泉 「厚み」の意味・読み・例文・類語 あつ‐み【厚み】 1 厚さの程度。厚いという感じ。「厚みがある」2 深み。奥行き。「厚みのある語り口」3 囲碁で、容易に攻略されない堅固な石の配置。[類語]厚い・厚ぼったい・分厚い・厚手・地厚・厚地・肉厚 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「厚み」の意味・読み・例文・類語 あつ‐み【厚み】 〘 名詞 〙 ( 「み」は接尾語 )① 厚さの程度。厚いこと。また、厚い感じ。[初出の実例]「六七分ぐらゐな厚みにすかりすかりと切ならべ」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初)② 物事の積み重なりによって生じる重厚な感じ。[初出の実例]「それは彼等が過してきた、歳月の重みと、彼等の生活の厚みを物語っていた」(出典:夏の終り(1962)〈瀬戸内晴美〉)③ 囲碁で、将来起こり得る戦いに、有利をもたらすような形。 あつ‐み【厚み】 ( 形容詞「あつい」の語幹に「み」の付いたもの。前に助詞「を」を伴うこともある。→み ) 厚いので。[初出の実例]「四方(よも)の国には 山川を 広み安都美(アツミ)と 奉(たてまつ)る 御調宝(みつきたから)は 数へ得ず 尽しもかねつ」(出典:万葉集(8C後)一八・四〇九四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例