うらだつ

精選版 日本国語大辞典 「うらだつ」の意味・読み・例文・類語

うら‐だ・つ

  1. 〘 動 〙 語義未詳。「だつ」は「立つ」か。一説に、群がり立つ。また、浦に立つ、浦波が立つ、とも。
    1. [初出の実例]「松が浦にさわゑ宇良太知(ウラダチ)ま人言思ほすなもろ我が思(も)ほのすも」(出典万葉集(8C後)一四・三五五二)

うらだつの補助注記

うら」について諸説ある。( イ )「むれ(群)」の変化したもの、( ロ )「うれ(末)」の意、( ハ )浦の意、( ニ )「占(うら)」の意、など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android