知恵蔵 「エギンガー」の解説 エギンガー イカ釣りでは多くの場合、餌木(えぎ)と呼ばれるルアータイプの疑似餌(ぎじえ)を餌代わりに使う。近年、ブームになっているアオリイカ(地域によってミズイカ、シロイカ、モイカ、バショウイカなどともいい、最も美味なイカとして知られる)釣りファンの間で、この餌木を使った釣りをエギング、そして釣り人をエギンガーとカタカナで呼ぶことが多くなった。アオリイカ用の釣り竿や釣り糸などにも、エギンガーという名のついた製品が多く登場している。エギングという言葉そのものは、ジグタイプのルアーを使ったジギング(ジグ+ing)から来たものだが、エギンガーは、その語尾にZを付けて呼ぶ人も多いことから、人気アニメのキャラクター「マジンガーZ」をもじったものとも思われる。最近のこの種のもじり言葉では、メバル釣りのことを「メバリング」と呼ぶ例などがある。 (森田秀巳 アウトドアライター / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by