エジリン・オージャイト(その他表記)aegirine-augite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エジリン・オージャイト」の意味・わかりやすい解説

エジリン・オージャイト
aegirine-augite

アルカリ輝石一種。エジリン輝石質普通輝石ともいう。 (Na,Ca)(Fe3+,Fe2+,Mg,Al)(Si2O6) 。単斜晶系。硬度6,比重 3.40~3.55。暗緑ないし黒,緑,黄緑茶色の柱状結晶。アルカリ火成岩の分化末期に晶出する。

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世界大百科事典(旧版)内のエジリン・オージャイトの言及

【エジリン】より

…最初に記載されたのがノルウェーであったため,北欧神話の海神エーギルÆgirにちなんでエジリンと命名された。エジリンオージャイトはエジリンとオージャイトの連続固溶体の中間組成のものをさす。【永原 裕子】。…

【単斜輝石】より

…また,エジリンNaFe3+Si2O6成分,ヒスイ輝石NaAlSi2O6成分などNaを多く含むものをアルカリ輝石とよぶ。透輝石―ヘデン輝石―エジリン系では連続固溶体をなし,中間的組成のものはエジリンオージャイトと呼ばれる。透輝石―ヘデン輝石―ヒスイ輝石系では中間組成のものはオンファス輝石と呼ばれる。…

※「エジリン・オージャイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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