エッシュ(読み)えっしゅ(その他表記)Esch-sur-Alzette

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エッシュ」の意味・わかりやすい解説

エッシュ
えっしゅ
Esch-sur-Alzette

ルクセンブルク南西部、フランス国境近くに位置する鉄鋼業都市。人口2万7244(2002)。シュール川の支流アルゼット川に臨む同国第二の都市。フランスのロレーヌ地域につながるミネット鉱山の開発により、1870年より製鉄業が発展し、ルクセンブルク鉄鋼業の中心となったが、1980年代から減産傾向にある。関連工業のほか化学肥料セメント工業などが発達している。

[川上多美子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のエッシュの言及

【村】より

…そして現在ほぼ定説と認められている結論の概略は次のようである。 まずゲルマン人について立証可能な初期中世における一般的な集落は,4~5戸からせいぜい10戸程度のルーズなまとまりであり,各家屋敷に付属した不規則な形の菜園および耕地のほかに,極端な長形地条から成る主穀生産のための広い共同耕区(エッシュEsch)と入会地を伴うものであった。学界ではこれを〈原初村落Urdorf〉と呼んでいるが,その主体はおそらく民族移動期の氏族または従士団であったと思われる。…

※「エッシュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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