デジタル大辞泉 「エブラハ」の意味・読み・例文・類語 エブラハ(Ebrach) ドイツ中南部、バイエルン州の町。ビュルツブルクの東約40キロメートル、ミッテルエブラハ川沿いに位置する。エブラハ修道院は、12世紀にフランケン地方で最初に創設されたシトー会修道院で、現存する同国最大のシトー会修道院教会としても知られる。現在は青少年犯罪者収容施設として利用されている。エーブラハ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「エブラハ」の意味・わかりやすい解説 エブラハEbrach ドイツ中部,バイエルン州バンベルクの西34kmにある町。人口1700(1971)。旧シトー会修道院の所在地。1127年ここにフランケン地方で最初,ドイツで3番目のシトー会修道院が創設された。現在の壮大な修道院の建物は,1687年にJ.L.ディーンツェンホーファーの設計により起工され,18世紀にJ.B.ノイマンらに引き継がれ完成した。修道院教会は1200年に起工され(1285献堂),18世紀末にボッシMaterno Bossiによりバロック化がなされた。ドイツで最大のシトー会修道院教会の一つ(長さ84.5m,幅23.4m)。修道院は,1851年以来刑務所に使われている。執筆者:越 宏一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報