えへん(読み)エヘン

デジタル大辞泉 「えへん」の意味・読み・例文・類語

えへん

[感]せきばらいをするときの声。また、人の注意を引くために出す、せきばらいの声。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「えへん」の意味・読み・例文・類語

えへん

  1. 〘 感動詞 〙
  2. せきばらいをする時の声。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「馬のうしろへ行『ヱヘンヱヘン』とすはぶきをすると馬はぬる」(出典:虎寛本狂言・止動方角(室町末‐近世初))
  3. 人の注意を促すために、せきばらいのまねをして出す声。
    1. [初出の実例]「しかつへらしく、ヱヘンヱヘン」(出典:咄本・茶の子餠(1774)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android