品詞の一つ。間投詞、感嘆詞などともよばれる。英語ではinterjectionという。驚き、悲しみ、詠嘆などの感動をなまの形で表す語(「あっ、しまった」「まあ、恐ろしい」)、呼びかけや応答に用いる語(「はい、そうです」「おい、何とかいえ」)などである。その特色は、他の語が知的、分析的であるのに対し、情的、総合的である点にある。したがって、その場面での表現主体の感動や応答だけを表すもので、過去における感動や表現主体以外のものの感動、応答などを表すことはできない。分析的に「彼は驚いた」とは表現できても、「彼はまあだった」とはいえないのである。また、未分化ではあるが、総合的で一まとまりの内容を有するから、感動詞は1語で1文に相当する単位とみられる。しかも「おや、このラジオはどうして鳴らないのだろう」というように、知的に分析した表現をすぐあとに伴うことが多い。
その後続の文とのつながりはきわめて薄く、修飾被修飾の関係にはないとみられ、独立語の一つにされる。しかし、山田孝雄(よしお)のように、弱いながらも修飾・被修飾の関係は存在するとして、副詞の一種であると考える研究者もいる。また、語音構造は自然の叫び声に近く、各言語に共通する点もみられる。
[鈴木英夫]
『鈴木一彦著『感動詞とは何か』(『品詞別日本文法講座6 接続詞・感動詞』所収・1973・明治書院)』
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