エホバ

精選版 日本国語大辞典 「エホバ」の意味・読み・例文・類語

エホバ

  1. ( Jehovah ) 「旧約聖書」の神名ヤハウェ」を誤読した呼び名。ユダヤ人は、神の名をみだりに唱えてはならないという戒めを守り、神の名を呼ぶ代わりに、主(アドナイ)と呼んでいたが、のちにヤハウェを表わす子音と、アドナイの母音とが混同されて、エホバという発音が生じた。最近は「主(しゅ)」と訳すことが多い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エホバ」の意味・わかりやすい解説

エホバ

「ヤハウェ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のエホバの言及

【ヤハウェ】より

…ユダヤ教では神名を唱えるのを避け,聖四文字YHWHにそれと無関係の母音符号を付し,多くの場合〈アドナイ(主)〉と呼び,〈永遠のケレー(読み)〉と称した。エホバJehovahという呼称は,この習慣を忘れた16世紀以来のキリスト教会の誤読に基づく。ヤハウェ(あるいはヤーウェ)とは,言語学的には,セム語の〈生成する,である〉を意味する動詞ハーヤーと関係するが,歴史的には,南パレスティナの遊牧民集団シャースー(またはショースー)の残した文書に現れるYHWəとの関係が注目されている。…

※「エホバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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