ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オイルリフト」の意味・わかりやすい解説 オイルリフトoil lift; hydrostatic lift 定格運転時には十分厚い油膜を形成する動圧型のジャーナル軸受でも,起動・停止時には滑り速度が小さいため,油膜が非常に薄くなって固体接触状態に近づく。このような場合,軸受の中央部に小さなポケット (通常軸受投影面積の 2.5~5%) を設けて高圧の油を導けば,軸を容易に押上げて浮かすことができる。この目的でポケットを設けた軸受をオイルリフトまたは静圧揚力軸受という。重荷重の大型軸受につけ,起動・停止時にのみ使用する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by