オオウミヒドラ(読み)おおうみひどら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオウミヒドラ」の意味・わかりやすい解説

オオウミヒドラ
おおうみひどら / 大海水
[学] Corymorpha carnea

腔腸(こうちょう)動物門ヒドロ虫綱ヒドロイド目オオウミヒドラ科のクラゲ。単立で群体をつくらず、また個虫は大形で高さ30センチメートルにも達する。ヒドロ茎はほぼ円柱状、その上にヒドロ花がある。ヒドロ花の上端にある口を取り巻いて多数の短い糸状触手が密生し、またそのすこし下方には100本以上の長い糸状触手が、2~3環列をなすようにして並んでいる。この長い糸状触手の内側から多数の細長い樹枝状の生殖体の房が生ずる。この生殖体はクラゲ芽となり、やがて遊離するが、このクラゲはカタアシクラゲ属Euphysaのものである。ヒドロ花の触手は紅色、ヒドロ茎部は橙(だいだい)色で美しい。ヒドロ茎の下端部はすこし膨れて紡錘状となっており、そこには根毛状の突起がみられる。本州中部以南の太平洋沿岸にみられ、海底の砂泥の中にその下端部を埋めている。

[山田真弓]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む