腔腸(読み)コウチョウ

デジタル大辞泉 「腔腸」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょう〔カウチヤウ〕【×腔腸】

クラゲ・サンゴ・イソギンチャクなどの、口に続く袋状の所。胃腸の働きと循環器の働きをする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腔腸」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょう カウチャウ【腔腸】

〘名〙 クラゲ、イソギンチャクなど刺胞動物胃腔高等動物体腔に相当する。腔腸の細胞壁には腺細胞があって消化酵素を分泌し、食物を消化する。不消化物は再び口から排出される。クラゲの類では腔腸が細い管状にのびて胃水管系を構成し、消化管と循環器官系の作用を営んでいる。

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