おおずけ‐な・いおほづけ‥
- 〘 形容詞口語形活用 〙
[ 文語形 ]おほづけな・し 〘 形容詞ク活用 〙 - ① 大人(おとな)に似つかわしくない。おとなげない。大きな者、強い者としては不似合いなことにいう。
- [初出の実例]「気の毒は武蔵坊弁慶殿、何か大きな仕損ひした迚(とて)、楽屋へきて大づけない、ほろほろ泣てわたしを頼」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(1747)一)
- ② 姿かたちが大きい。おとなびている。なりばかり大きくてすることが子供っぽいことをとがめる気持でいう。
- [初出の実例]「大つけないなりをしをって、毎日毎日犬をかみ合せ」(出典:浄瑠璃・児源氏道中軍記(1744)四)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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