精選版 日本国語大辞典 「おきく」の意味・読み・例文・類語 お‐きく 〘 名詞 〙 昆虫、飛蝗(ばった)の雌。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「おきく」の解説 おきく 没年:延宝7(1679) 生年:慶長1(1596) 江戸初期の武家の女性。山口茂左衛門の娘。田中意徳(猪右衛門)の妻。20歳のころ,大坂城で淀殿に仕えていた。元和1(1615)年5月8日の大坂城落城の日,千畳敷の縁側に出ると所々に火の手が上がっていたので,長局に帰り帷子を3つと下帯を3本付け,豊臣秀頼から拝領した鏡,竹ながしの金子を懐中にして城を出る。松原口へ逃れる途中,要光院おはつに会い,その供をし,次いで京都の松丸殿京極竜子(豊臣秀吉の側室)に奉公する。のち京都で,禁裏御所御療治を仰せつけられていた意徳と婚姻。夫意徳は備前岡山藩の藩医も務めていたためおきくも備前に移り,84歳で没した。祖父山口茂介は浅井長政に仕え,父茂左衛門は藤堂高虎の浪人客分で300石を下されていたというから,実家も中級家臣クラスであった。『おきく物語』(日本庶民生活史料集成8巻)に語られるその生涯からは,江戸時代初期に女中奉公をした武家の娘の生活と意識が知られる。 (田端泰子) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by
歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「おきく」の解説 おきく(別題)おきく 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題お菊初演享保17.11(京・万太夫座) 出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報 Sponserd by