オキシラン

化学辞典 第2版 「オキシラン」の解説

オキシラン
オキシラン
oxirane

】[同義異語]エチレンオキシドオレフィンの過酸酸化で得られる三員環エーテル化合物の総称.単純なエチレンオキシドは,エチレンを触媒の存在下に空気酸化して,工業的に製造されているが,一般的にはウイリアムソン合成によって得られる.酸の存在下に水と反応して1,2-ジオールを,またハロゲン化水素と反応してハロヒドリンを与える.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のオキシランの言及

【エポキシ化】より

…C=C二重結合に対し,適当な酸化剤を作用させてオキシラン(エポキシド)を合成する反応をいう(式(1))。一般に,アルケンの場合,塩化メチレン,ベンゼンなどの不活性溶媒中で,m‐クロロ過安息香酸,過酢酸などの有機過酸を酸化剤として用いる(式(2))。…

※「オキシラン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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