オソベツ川(読み)おそべつがわ

日本歴史地名大系 「オソベツ川」の解説

オソベツ川
おそべつがわ

標茶町を南東へ流下する釧路川水系の一級河川。標茶町と弟子屈てしかが町の境界辺りの日永ひなが山に源を発し、標茶町北西部のオソベツ原野を南東へ流れ、五十石ごじつこくとシラルトロ沼北部の茅沼かやぬまの中間で釧路川に合流する。延長四二・五キロ(うち指定区間二六・三キロ)、流域面積一八九平方キロ。オソツベツ川ともいい、漢字では御卒別川と表記される。オソツベツの地名は「蝦夷日誌」(一編)に「ウソツベツ」、「戊午日誌」(久須利誌)に「ウシヨツベツ」とみえ、同書には「右の方小川有、此川ふかくして歩行にて小さけれども越がたし。上に谷地有」と記される。明治二二年(一八八九)当川流域は標茶ニマロブト間原野・標茶弟子屈間原野として撰定された(撰定第一報文)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む