おりん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「おりん」の解説

おりん

深沢七郎小説「楢山(ならやま)節考」の女主人公
信州山間の貧しい村の掟にしたがって,70歳をむかえ山奥にすてられることになる。息子辰平も嫁もおりんをすてることをいやがるため,まだ丈夫な自分の歯をおって老いのあかしとし,辰平に背おわれて雪の山にはいり,ひとり念仏をとなえつづける。昭和31年「中央公論」に発表

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android