日本歴史地名大系 「お久さま塔」の解説 お久さま塔おひささまとう 佐賀県:唐津市千々賀村お久さま塔[現在地名]唐津市千々賀字甘木千々賀(ちちか)北東、甘木(あまぎ)の甘木寺跡にある滑石製二基の五輪塔。一基は原形をほとんど失しており、高さは七六センチ、一基は相輪部と基壇を失っているがほぼ原形をとどめ、高さは六〇センチ。両塔とも笠部に屋根瓦、軒下に垂木・桁が彫り出され、塔身の四面に四方仏像を浮彫りにして描いている。鎌倉期以前のものとされている。「松浦昔鑑」に「松浦源判官久墓所は千々賀村に有り、菩提寺を甘木寺と申す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by