コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

菩提寺 ボダイジ

百科事典マイペディアの解説

菩提寺【ぼだいじ】

一家一族が代々同じ宗旨に帰依(きえ)し,その宗旨の特定の寺を埋葬墓所に定め,葬礼や年忌法要をいとなんで死者の追善を行う寺。発生・維持・機能など氏寺と共通する点も多く,同じ寺が菩提寺とも氏寺ともよばれる例もある。
→関連項目倉月荘

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

葬儀辞典の解説

菩提寺

江戸時代中期に幕府の寺請制度により、家単位で1つの寺院檀家となり、墓をつくることを強制されました。その寺院が家の菩提寺といわれるようになり、現在に至っています。菩提寺がわからない場合は、親族の年配者に伺います。宗派が分かれば、同じ宗派の寺院に依頼することもできます。

出典 葬儀ベストネット葬儀辞典について 情報

デジタル大辞泉プラスの解説

菩提寺

岡山県勝田郡奈義町にある寺院。奈良時代創建とされる。宗派は浄土宗、本尊は十一面観世音菩薩。境内にあるイチョウは樹齢900年を超え、国の天然記念物に指定。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ぼだいじ【菩提寺】

祖先の墳墓を築き,累代の位牌を安置してその冥福を祈るために建立した寺。菩提所,香華(こうげ)院とも呼ばれ,古代・中世では氏寺(うじでら)というのが一般的である。古くは藤原氏の興福寺,和気氏の神護寺など,公家一門の氏寺が盛んに建立された。中世になると,例えば足利氏が鑁阿(ばんな)寺を建立して氏寺としたように,各地の武士団で氏寺を建立するものが多く,武士団の惣領制的結合の核として重要な機能を果たした。近世になると,菩提寺の名称が一般的となり,一族結合の紐帯的機能は薄らいだが,各藩主は城下に歴代の墳墓と位牌を備える菩提寺を建立した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ぼだいじ【菩提寺】

先祖代々の墓をおき、葬式や法事を行う寺。檀那寺。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

菩提寺
ぼだいじ

檀越(だんおつ)が帰依(きえ)して位牌(いはい)を安んじ、祖先の遺骨を葬り、その菩提を弔う寺院をいう。菩提所、菩提院、香華(こうげ)院、檀那(だんな)寺ともいい、古くは氏寺(うじでら)、墳寺(ふんじ)とも称した。現今では葬式を営み、法事などを依頼する所属の寺院をこのように呼称する。[佐々木章格]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の菩提寺の言及

【塔頭】より

…独立した一寺ではないが,所領を保有して末寺をもち,同門の派徒のよりどころ,一派の拠点となって規模も拡大し,実質的には一寺としての発展をみる。また檀越(だんおつ)と師檀関係をもつ塔頭は,檀越の墓所を内設し,檀越家の菩提寺的機能を兼ねた。安土桃山時代以降はことに菩提寺的性格を強くし,京都紫野,大徳寺の塔頭は,戦国大名などの墓所を内設する例が大部分であり,また大名の創建にかかる塔頭も多い。…

【菩提】より

…一般の日本仏教の寺院は,インド仏教のように修行者が菩提を成ずる修行の場であるよりは,死者の菩提を弔う菩提所の機能を果たしてきたし,今もそのために存立している。これは日本仏教が在家仏教,聖の仏教に変質したとおなじ菩提の変質であるが,そのために菩提寺としての寺院が建立され,菩提を弔うための仏像,経典などの仏教文化ができた。【五来 重】。…

※「菩提寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

菩提寺の関連キーワード青森県むつ市田名部滋賀県湖南市菩提寺岡山県勝田郡奈義町高幡不動尊金剛寺マハーボディ寺院甲西[町]宇久盛定産土神社檀那坊主月照寺感応寺長勝寺大樹寺雲洞庵寛永寺竜門寺早雲寺高台寺崇福寺瑞巌寺

今日のキーワード

奨学金破産

学生が国の奨学金制度を利用したものの、返済の目途が立たずに自己破産すること。国内の自己破産の総件数は2003年をピークに減少傾向にあるが、このうち奨学金関連の破産は3000人前後の状況が続いており、1...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

菩提寺の関連情報