山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説
カスティリャ〔スペイン〕
Castilla
イベリア半島中央部のメセタ(中央高原)に位置するスペインの地方。現在のカスティリャ・イ・レオン,マドリード,カスティリャ‐ラ・マンチャの三つの自治州にほぼ相当する。スペイン語はカスティリャ語とも呼ばれ,本来この地域の固有言語である。スペイン王国成立以後,常にスペインの政治的中心の地位を占めているが,17世紀以降,首都マドリードを除いて経済は停滞。現在も大部分は収益性の低い農村地域で,過疎化が著しい。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報