ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
カピターノ・デル・ポポロ
capitano del popolo
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…一方,政治から排除されていた商人や手工業者が13世紀中に台頭し,自衛団体であるポポロを結成し,ポデスタを長とするコムーネに対抗した。やがてポポロは,ポデスタを模倣したカピターノ・デル・ポポロ(ポポロの長)を頂点とする〈コムーネのなかのコムーネ〉となった。ポポロの台頭によって,13世紀末からコムーネは〈旧来のコムーネ〉と〈ポポロ〉の複合体となった。…
…シニョーレとして権力を掌握した者の出自はさまざまであった。都市の司政官(ポデスタ,カピターノ・デル・ポポロなどと呼ばれ,都市法に立脚した統治を委任されるもの。任期は半年から2年程度)が全権を掌握し,職務を終身のものとしてしまう場合,強力な軍事力をもつ領主層が軍事指揮官としてコムーネに招聘され,さらに政権を得る場合などがあった。…
※「カピターノ・デル・ポポロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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