…【鈴木 博之】
[西洋の煙突]
シェークスピアの《ジュリアス・シーザー》に,偉大なシーザーを見るために煙突に登ったという男が出てくるが,これはシェークスピアの思い違いで,ギリシアやローマの時代には,室内のたき火の煙を戸外に導く方法としては屋根に穴をあけておくだけであった。煙突を英語ではチムニーchimney,フランス語ではシュミネcheminée,イタリア語ではカミーノcaminoと呼んでいるが,いずれもラテン語の〈かまど〉を意味するカミヌスcaminusが語源で,煙突のなかった昔はどの国でも炉の意味に使われていた。現在もフランス語のシュミネは炉と煙突と両方の意味をもっている。…
…各自の職業,地位,生活条件の中でキリスト教の徳を体現していくことを提唱する,現実的かつ個人主義的福音を唱える。39年,内戦でフランコ側が勝利した直後,エスクリバは,小冊子《カミーノ》(邦訳《道》1961)を著し,布教と組織の拡張活動に乗り出す。しかし,その活動は表面化せず,とくに45年ころまでは,マドリード,バレンシア,バルセロナなどの大都市で徐々に共鳴者を増すことに主力を注いだ。…
※「カミーノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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