カリナイト(読み)かりないと

最新 地学事典 「カリナイト」の解説

カリナイト

caryinite

化学組成Na(Ca, Pb)(Ca, Mn)(Mn, Mg)2(AsO43鉱物単斜晶系,空間群C2/c,格子定数a1.242nm, b1.317, c0.687, β114°05′,単位格子中4分子含む。塊状ないし微細な粒状結晶の集合。黄褐~褐色,脂肪光沢,半透明。劈開{110}・{010}明瞭,硬度4,比重4.29。薄片では淡黄褐色,屈折率α1.776, β1.780, γ1.805, 2V(+)41°, 光分散rv弱。スウェーデンのLångbanの変成マンガン鉱床からハウスマン鉱・方解石・ベルゼリウス石などに伴って産する希産鉱物。AsをPで,(Ca, Mn)をFe2で置換したアルオード石と同構造。名称は,この鉱物の色をギリシア語の栗色(karyinos)で表した。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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世界大百科事典(旧版)内のカリナイトの言及

【ミョウバン(明礬)】より

…比重1.97,水によく溶け,ミョウバンより収れん性が強い。ミョウバンによく似た鉱物で,自然ミョウバンとも呼ばれるカリナイトkaliniteは,形態が繊維状で光学的に二軸性があることからミョウバンとは違うものとされ,KAl(SO4)2・11H2Oの組成をもつものと考えられている。火山の昇華物として産することが多いが,黄鉄鉱の酸化で生じた硫酸のため,長石類が変成して生成することもある。…

※「カリナイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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