最新 地学事典 「カレビア系」の解説
カレビアけい
カレビア系
Kalevian System
フィンランド東部,カレリアに分布する先カンブリア界。H.Vyrynenは,Kalevian系は一部不整合でJatulian系の上にあると考えた。J.J.SederholmはJatulian系をKalevian系の上に置いた。1980年代になって,始生界のクラトンとJatulian被覆岩層を貫くドレライト岩脈(2,250~2,000Ma)を手がかりにして,カレリア区の西縁の非活動的な大陸縁のトラフに堆積した(2,000~1,900Ma)ものであると理解されるようになった。下半部は苦灰岩・スペリオル湖型の鉄鉱層・タービダイトおよび礫岩で,上半部はタービダイトとオフィオライトスライスからなる。
執筆者:小林 英夫・山田 哲雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

