かんころ(読み)カンコロ

デジタル大辞泉 「かんころ」の意味・読み・例文・類語

かんころ

西日本で)サツマイモの切り干し。
(北九州付近で)大根の切り干し。

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精選版 日本国語大辞典 「かんころ」の意味・読み・例文・類語

かんころ

  1. 〘 名詞 〙 薩摩芋(さつまいも)の切り干し。また、それを粉にしたもの。

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世界大百科事典(旧版)内のかんころの言及

【愛媛[県]】より

…この段畑景観は,半農半漁の漁村が新浦を開いたときの自給農作地であった。そのみごとさの裏には,かんころ(いもを干して粉にし,水でねって丸めて蒸して作る)の常食による貧しさがあった。しかし,明治以降,ミカン栽培が普及し,さらに第2次大戦後には真珠やハマチ(ブリ)の養殖業が発達したことから,この地方は愛媛県が全国一の生産を誇るウンシュウミカン,真珠,ハマチの主要産地となっている。…

※「かんころ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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