がばり

精選版 日本国語大辞典 「がばり」の意味・読み・例文・類語

がばり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 大量の水などが、勢いよくあわだって流れたり、波打ったりするときの音。また、勢いよく水をかけたりするときの音。
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉四月暦「小さい杓を取って、ガバリガバリと花御堂の台に流れて居る甘茶を掬んでは、それを仏像の頭からざぶと二三度浴せかけて」
※旗(1940)〈西東三鬼〉「水枕ガバリと寒い海がある」
② =がば
天国記録(1930)〈下村千秋〉一二「大阪屋はガバリと立ち上ると、おきみの襟がみを引っ掴んだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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