がば

精選版 日本国語大辞典 「がば」の意味・読み・例文・類語

がば

  1. 〘 副詞 〙 ( 古くは「がは」、のちには「かば」とも。多く「と」を伴って用いる )
  2. 突然で、はげしい動作を表わす語。おもに、急に倒れたり、または起き上がったりするさまを表わす。
    1. [初出の実例]「大の男の鎧きながら、馬より舟へがはと飛びのらうに、なじかはよかるべき」(出典:平家物語(13C前)九)
    2. 「Kaba(カバ)ト オキル」(出典:改正増補和英語林集成(1886))
  3. はげしい物音、力鋭く貫く音などを表わす語。
    1. [初出の実例]「娘の劔を追取て、のんどにがはとつきたつる」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)三)
  4. 約束、期待したことなどが、思ったこととは全く相反しているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「Gafato(ガハト) チガウタ」(出典:日葡辞書(1603‐04))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「がば」の読み・字形・画数・意味

婆】がば

やりて。

字通」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android