ガラガイ(読み)がらがい(その他表記)Garagay

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガラガイ」の意味・わかりやすい解説

ガラガイ
がらがい
Garagay

ペルーの首都リマの近郊リマック川とチヨン川の間にある形成期前期(初期農耕期)の大祭祀(さいし)センター。おそらく紀元前二千年紀につくられたと推定される。粘土と石を積み上げてつくった五つのマウンド(塚)が、415メートル×215メートルの中庭を囲んでU字形に並び、その中央の主マウンドの中腹から、赤、黒、白、黄、青、桃色などで彩られた牙(きば)をもつ神像浮彫りが発見された。また、牙をもつ神の塑像も発見されているところから、形成期中期のチャビン文化となんらかのつながりがあるのではないかといわれている。ペルー中部海岸地方には、ガラガイと同じ形式の祭祀センターが数多く知られている。

増田義郎

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