ガラス合金(読み)ガラスゴウキン

化学辞典 第2版 「ガラス合金」の解説

ガラス合金
ガラスゴウキン
glassy alloy

ガラス転移を示すアモルファス合金のこと.金属元素のみで構成されるガラス固体として注目されている.ガラス合金を形成する条件として,大きな負の混合エンタルピーをもつ系であること,原子容差が12% と大きいこと,三元以上の多元系であることが提唱されている.ガラス合金の局所構造は,正二十面体型の多元素クラスターであることが明らかにされつつあり,場合によってはガラス合金組成付近に準結晶が見いだされることもある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む