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金属元素 キンゾクゲンソ

世界大百科事典 第2版の解説

きんぞくげんそ【金属元素 metallic elements】

単体が金属の性質をもつ元素。元素の大多数は金属元素である。ふつう,周期表の上で,ホウ素B―ケイ素Si―ヒ素As―テルルTe―アスタチンAtを斜めに結んだ線を,ほぼ金属元素と非金属元素境界線とし,その左側,下側の元素をすべて金属元素,右側,上側(および境界線上)の元素を非金属元素として元素を分類することが多い。しかし境界線付近のケイ素,ゲルマニウム,スズ,ヒ素,アンチモンビスマス,テルルなどの元素はしばしば両者の中間的な挙動を示し,条件によって金属的な形態と非金属的な形態をとるものや,半導体となるものなど,一連の特異な性質が現れる。

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大辞林 第三版の解説

きんぞくげんそ【金属元素】

単体として金属をつくる元素の総称。その性質によりアルカリ金属・アルカリ土類金属・鉄族・銅族・白金族などに、また大きく遷移元素金属と典型元素金属などに分類される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金属元素
きんぞくげんそ
metallic element

単体が金属を形成する元素をいう。長周期型周期表で図の左下方が一般に金属元素である。これに対し、右上方が非金属元素であるが、その中間的な性質をもつ元素もある。たとえば、ゲルマニウムGe、ヒ素As、ビスマスBi、セレンSe、テルルTe、アスタチンAtなどは金属性の単体と非金属性の単体とがあり、半金属ということもある。一般に金属元素の水酸化物は塩基性で、酸の水素と置換して塩をつくり、結晶中ではイオンとして存在することが多い。[中原勝儼]
『田中良平著『耐熱合金のおはなし』(1990・日本規格協会) ▽長谷川良佑著『レアメタル――機能材料の金属元素』(1992・産業図書) ▽糸川嘉則・五島孜郎編『生体内金属元素』(1994・光生館) ▽桜井弘著『金属は人体になぜ必要か――なければ困る銅・クロム・モリブデン…』(1996・講談社) ▽日本化学会編『教育現場からの化学Q&A』(2002・丸善) ▽日本化学会編『実験化学講座23 無機化合物』第5版(2005・丸善)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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