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原子容 ゲンシヨウ

百科事典マイペディアの解説

原子容【げんしよう】

単体(固体)の原子1モルが占める体積をcm3単位で表したもの。cm3/molで表す。各元素の原子容を原子番号の順に並べると一定の周期で極大,極小が現れ,周期律確定の要素の一つとなった。

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世界大百科事典 第2版の解説

げんしよう【原子容 atomic volume】

原子体積ともいう。単体の原子1molの占める体積。cm3/molで表す。単体の比体積(密度の逆数)と原子量の積。固体元素単体の原子容は原子番号の変化とともに規則正しい周期的変化を示し,鋭い極大がアルカリ金属元素(Na,K,Rb,Cs)で起こり,その中間の極小付近の変化は鈍く,その近傍には融点のきわめて高い元素が位置する。極小より原子番号の小さい部分には金属的な元素が,反対側には非金属元素が並ぶ(図)。

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大辞林 第三版の解説

げんしよう【原子容】

元素の単体1モルが固体状態にあるときに占める体積。原子体積。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原子容
げんしよう
atomic volume

単体1モルが固体のときに占める体積をいう。一般に立方センチメートルを単位として表す。原子体積ともいう。原子番号と原子容との間には原子番号によって周期的に変化する関係がある。一般にアルカリ金属(リチウムLi、ナトリウムNa、カリウムK、ルビジウムRb、セシウムCsなど)で鋭い極大があり、極小部は比較的なだらかで、その付近には融点の高い金属(炭素C、タングステンW、タンタルTaなど)がある。また極小の左側は金属的な元素、右側には非金属元素が並んでいる。これらの原子番号による周期性はドイツのJ・L・マイヤーによって初めて指摘され(1868)、周期律の確立に重要な役割を果たしている。[中原勝儼]

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