岩石学辞典 「ガルベンシィフェル」の解説 ガルベンシィフェル 広域変成作用で石灰質堆積物や変成凝灰岩などから形成される点紋頁岩または点紋片岩で,点紋は多量の柱状の角閃石が葉理面に並び,藁束状,蝶ネクタイ(bow-tie)状あるいは放射状の集合体となったものである.この岩石は鉱物名を付けて,角閃石ガルベンシィファー,藍晶石ガルベンシィファーと呼ばれることがある[Naumann : 1858].ドイツ語のGarbeは穀物藁の束の意味.点紋を作るアクチノ閃石などの柱状結晶の両端が裂けて藁束を束ねたように見えるものに付けた名称. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報