きっくり

精選版 日本国語大辞典 「きっくり」の意味・読み・例文・類語

きっくり

  1. 〘 副詞 〙 動揺し、びくつくさま、驚きおそれるさまを表わす語。ぎっくり。
    1. [初出の実例]「此ゑんま大王が、是程にせめるに、きっくりともせぬは何者ぢゃ」(出典:狂言記・朝比奈(1700))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のきっくりの言及

【サンスクリット】より

…またこの両国の王が交わした条約の文書の中にみられる誓いの神の名にも,ミトラ,バルナ,インドラ,ナーサティアのように,ベーダ神話で活躍する神の名が登場する。さらにはミタンニ王国のキックリという人がヒッタイト語で書いた馬の調教の書の中にも,サンスクリットの数詞やvartana‐〈周り,廻り〉のような語が調教の専門語として用いられている。これらは明らかに,ミタンニ王国の上層部にインド・アーリヤ系の人たちがいたことを示唆している。…

【ミタンニ王国】より

…支配者階級のインド・アーリヤ系の部族は,マリヤンナmariyannaと呼ばれていた。彼らの言語については不明な点が多いものの,トゥシュラッタ,アルタタマ,ビリダシュワといった人名,ミトラ,インドラ,バルナなどの神名,さらにボアズキョイ出土の〈キックリ文書〉に見られる数詞などから,サンスクリットとの関係が指摘されている。 ミタンニ王国は,前16,前15世紀のサウスタタルSaustatarのときに勢力が最大となり,その版図は小アジア南東部のキズワトナ,アララク(テル・アッチャナ)など北シリアのほぼ全域を含み,東部はティグリス川東岸のヌジ,キルクークの一帯にまで及んでいた。…

※「きっくり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android