キナルジン酸(読み)キナルジンサン

化学辞典 第2版 「キナルジン酸」の解説

キナルジン酸
キナルジンサン
quinaldinic acid

2-quinolinecarboxylic acid.C10H7NO2(173.17).キナルジン(2-メチルキノリン)を酸化してつくる.水より二水和物が針状結晶として得られる.白色結晶.融点155~157 ℃.水,エタノール,ベンゼンに可溶.加熱により二酸化炭素を失ってキノリンになる.Cu2+,Cd2+,Zn2+,UO22+などと不溶性キレート塩を生成するので,これらイオンの定量用分析試薬に用いられる.[CAS 93-10-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む