きの字(読み)キノジ

デジタル大辞泉 「きの字」の意味・読み・例文・類語

き‐の‐じ【きの字】

からだを「き」の字のような形にして、座ったり寝たりすること。だらしのない居ずまいにいう。
「元九郎が―なりの寝すがた」〈浮・御前義経記・一〉

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精選版 日本国語大辞典 「きの字」の意味・読み・例文・類語

き‐の‐じ【きの字】

  1. 〘 名詞 〙 からだを斜めにして「き」の字の形のようにすわったり、寝たりすること。だらしのない居ずまいにいう。
    1. [初出の実例]「元九郎がきの字なりのねすがた」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)一)

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