キバウミニナ(その他表記)Terebralia palustris; mud creeper

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キバウミニナ」の意味・わかりやすい解説

キバウミニナ
Terebralia palustris; mud creeper

軟体動物門腹足綱ウミニナ科の巻貝。殻高 9cm,殻径約 4cm。殻は厚質堅固,高円錐形で黒褐色。螺塔は 12階で,螺層のふくらみは弱い。上方の螺層には縦肋があるが,下方で弱くなり消失する。また,細い螺状溝をめぐらし縦肋を横切る。殻口の外唇は厚くて丸く,水管溝は後背に湾入する。ふたは革質,褐色で多旋型。八重山諸島以南の東南アジアのマングローブ湿地の泥上に群生し,落ち葉を食べる。同様の環境に生息するマドモチウミニナ T.sulcataは外層先端が殻底に融合して水管が閉じる。国内ではマドモチウミニナは沖縄本島に,キバウミニナは八重山諸島にのみ生息し,2種が混生することはない。(→腹足類

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