最新 地学事典 「キムゼイ柘榴石」の解説
キムゼイざくろいし
キムゼイ柘榴石
kimzeyite
化学組成Ca3Zr2(SiAl2)O12の鉱物。ざくろ石上族,ショーロムざくろ石族の一種。立方晶系,空間群Ia3d, 格子定数a1.2365nm, 単位格子中8分子含む。二十四面体の面を有する十二面体結晶,ふつうは1mm以下。暗褐色,ガラス光沢,条痕明褐色。劈開はなく,断口貝殻状。硬度~7,比重4.00。薄片では淡褐色,光学的等方体。屈折率n1.94。Caを置換してMgが入る。米国アーカンソー州のカーボナタイト中にりん灰石・モンチチェリかんらん石・ペロブスカイトなどに伴う。イタリア,ストロンボリのショショナイト質玄武岩からも産する。名称は原産地アーカンソー州,Magnet CoveにあるKimzey採石場に由来。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

