りん灰石(読み)リンカイセキ

化学辞典 第2版「りん灰石」の解説

りん灰石
リンカイセキ
apatite

Ca5(PO4)3(OH,F,Cl).アパタイトともいう.フッ素りん石Ca5(PO4)3F,塩素りん灰石Ca5(PO4)3Cl,水酸りん灰石Ca5(PO4)3OHで代表されるほぼ連続的な組成をもった鉱物火成岩の副成分鉱物として広く分布リンの主要鉱物で,ロシア,南アフリカなどに大鉱床がある.六角の柱状および板状の結晶,粒状,微晶質集合体として産出する.六方晶系,空間群 P 63/m,格子定数 a0 = 0.93~0.96,c0 = 0.68 nm.単位胞中に二つの基本組成を含む.へき開は底面に完全.硬度5.密度2.9~3.2 g cm-3.白,灰,淡緑,淡青,黄色など.動物の歯や無機成分にりん灰石と似た組成が認められる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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