日本歴史地名大系 「キャンプ・マーシー跡」の解説 キャンプ・マーシー跡きやんぷ・まーしーあと 沖縄県:沖縄島中部宜野湾市キャンプ・マーシー跡[現在地名]宜野湾市真志喜・真志喜二―三丁目など真志喜(ましき)地区の国道五八号から海岸に至る場所にあった米陸軍の基地。米陸軍医療事務隊が駐屯し病院として使用していた。一九四五年(昭和二〇年)の米軍沖縄占領と同時に収用され、真志喜地区住民は大山(おおやま)に移住した。当初陸軍病院、獣医センター(ORE)などの医療施設のほか、沖縄地区のPX業務を統括するWAX司令部、小学校、倉庫ほかが設置されていた。五五年に陸軍病院がキャンプ桑江(くわえ)(現北谷町など)へ移転。日本復帰後米軍への提供施設となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報